これからはRL風でセーリング

Taku Raymaker

2008年04月24日 09:27


USSのNYCで設置しているwind setterの風向きや風速を、実際のNantucketの気象情報を元に毎日変えてはどうか、という話が出たところ、AC Yachtの作者Owenが現在潮流情報と共に風の情報も地形から割り出す仕組みを実験中ということです。

これからは潮流
http://sailorscove.slmame.com/e168056.html
で紹介した通り、すでにFizzやAC YachtはSIMの地形から割り出された潮流情報を外部サイトから受けてヨットの動きに影響させることができますが、この情報に風も含めてしまおうというもの。

元々の風の情報はどこか特定の場所の気象情報を使って、それがSIMの地形に当たることでどう流れていくかを計算したものをヨットが受けるということですね。日々変更することも可能。

Sailors CoveやUSSを中心とするSL Sailing Communityでは、何年も前からSLでのヨットをよりリアルに近づける為にはどうすればいいのか、という話を積み重ねてきています。

スピンネーカーやセンターボードの採用
ヨットの傾きなどを考慮して転覆
風上のヨットが風下のヨットの風を奪うWind Shadow
実際にヨットに乗っている時に感じるapparent windの採用
ヨットの傾きや帆の状態によって速度や旋回能力を変更
SIMの地形から割り出された潮流の採用

まもなく正式配布されるTrudeauのHUD(http://sailorscove.slmame.com/e215943.html)でも数値をテキスト表示せず帆の音やアニメーションを使って帆の状態を把握することができます。

そして今回の「風」

こういった機能をヨットビルダーとユーザーが発想し、議論し、検証して一緒に作り上げてきて、現在のSLヨットがあるわけですね。

まさにSLヨットの本場です。

私も微力ながら検証や提案などでお手伝いしていますが、コアメンバーの皆さんの行動力には本当に頭が下がります。真似ではなく、ゼロから築き上げるのはとても体力のいる作業です。

彼ら、彼女らへの恩返しという意味もこめて、Sailors CoveやUSSでセーリングを楽しむ事をこれからも紹介していきたいと思っています。


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70 SIMを超えるセーリング専用SIM群USS
http://sailorscove.slmame.com/e198811.html
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