2009年08月09日
ヨットで使う言葉

WYCでヨットの話をしているときによく使うヨット用語を挙げてみます。
風位
風が吹いて来る方向、風向。ヨット用語じゃないですねw
「風位を超える」とか「風位まで上がる」とか言います。
みかけ風
ヨットに乗っていて感じる風。ヨットに乗っていると本当に吹いている風とヨットが進むことで発生する風が合わさった風を感じることになります。同じ方向から風が吹いていても、ヨットの速度が変わるとみかけ風も変わっていきます。
ちなみに本当の風は「真の風」といいます。
クローズホールド
そのヨットが風上方向で進む事のできるぎりぎりの角度。それを超えて風上を向いてしまうと速度が急激に落ちてしまうポイントですね。
クローズとも言います。
ビームリーチ
風を真横から受けながら走っている状態。ウィンド アビームとも言います。
ランニング
風を真横よりも後ろから受けて走っている状態。
スターボード
ヨットの進行方向右側。
ポート
ヨットの進行方向左側。
バウ
船首
スターン
船尾
タッキング
風が吹いて来る方向(風位)をまたぐように方向転換すること。
タックする、とも言います。
ただし、「タック」にはもう1つ意味があって「現在のヨットの状態」を示す場合があります。
スターボードタックという場合は「ヨットが右から風を受けている状態」を意味します。
ポートタックは「ヨットが左から風を受けている状態」ですね。
「ポートタックからスターボードタックにタッキングする」とか言います。
タックという言葉は文脈で変わってくるので注意しましょう^^;
ジャイブ
風下をまたぐように方向転換すること。
ジャイビングとも言います。
ラフ
ヨットを風上に方向転換すること。
ラフィングともいいます。
ベア アウェイ
ヨットを風下に方向転換すること。
ベアする、とも言います。
沈
転覆。沈の状態から戻すことを「沈起こし」と言います。
リーフィンング
強風の時にセールを小さくして風を受ける面積を減らす事。
縮帆とも言います。
レース関係の言葉
優先艇
ヨットレースには様々なルールがあります。
その中に走っているヨット同士がぶつかりそうになった時に関わるものがいくつかあります。
基本的には以下の3つがあります。
左から風を受けている艇は右から風を受けている艇に進路を譲らなければならない。右から風を受けている艇が優先艇ですね。
同じ方向に進んでいる場合、風上にいる艇は風下にいる艇に進路を譲らなければならない。風下の艇が優先艇ですね。
同じ方向に進んでいる場合、後ろにいる艇は前にいる艇を追い抜く際は自分で進路を変えなければならない。前にいる艇が優先艇ですね。
ゾーン
レースでは海上に配置したいくつかのブイを使ってコースを作ります。そうするとブイ付近はどうしてもヨットが集まりがちになります。
そこでブイ付近ではやはりヨット同士がぶつからないようなルールが必要になります。
そこでブイを中心としてレースで使用するヨットの全長の2倍(2艇身)を半径とした円を「ゾーン」と呼んでそのエリアに限ったルールがあります。
具体的なルールは省きます。興味のある人はWYCで聞いてください^^
プロテスト
ルールに違反する行為によって自分が不利になったような場合(例えば自分が優先艇なのに相手が進路を譲らずぶつかってしまった)「プロテスト!」と叫んで抗議します。相手がそれを認めるとその場で回転するなどのペナルティを行うことで失格を免れます。相手が認めない場合はレース後に審査員が審議をして失格か否かを決めます。また、審判がヨットに同乗してプロテストが行われたその場でそのプロテストが有効か否かを決める場合もあります。
なるべく少なくと思ったのですが結構増えちゃいました^^;
ヨット用語集みたいなものはネットに沢山ありますので、興味のある人はネットで検索すると面白いと思います^^
WayPoint YC
http://slurl.com/secondlife/Newport%20Bay/41/64/22
Posted by Taku Raymaker at 15:29│Comments(0)
│ヨット覚え書き
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